2026年9月22日のAIニュース Gemini搭載ノートPCが予約開始

Googleが、Geminiを前提に作ったノートPC「Googlebook」の予約受付を始めました。価格は899ドルで、米国での発売は10月4日です。日本での取り扱いは現時点で公表されていません。このほか、OpenAIが数学の助言組織を設けたこと、MetaのMuseがAmazon.comから遮断されたこと、Museのモバイル初速がChatGPTの初期を上回ったこと、Google SheetsへのWorkday連携、Copilot導入企業の情報分散をめぐる調査など、あわせて6件をまとめます。

2026年9月22日のAIニュース|Gemini搭載ノートPCが予約開始

今日は、Geminiを使うことを前提にしたノートPCが、予約の受付を始めた日です。

Googleが899ドルの「Googlebook」を発表し、9月21日から予約を受け付けています。

米国での発売は10月4日で、日本での取り扱いは現時点で公表されていません。

そのほかにも、OpenAIが数学の助言組織を設けた件や、MetaのMuseがAmazon.comから締め出された件など、あわせて6件の動きがありました。

今日の注目 GoogleがGemini搭載ノートPC「Googlebook」の予約を開始

Googlebookの要点を3枚のカードで示した図。本体価格899ドル、米国での発売日10月4日、Google AI Proが12か月付属することを並べ、下段にMagic CursorとRamblerとGemini Spark・Liveの3機能を添える

Googleが、Geminiを前提に作ったノートPC「Googlebook」の予約受付を始めました。

TechCrunchが2026年9月21日に伝えた内容です。

価格は899ドルで、米国での発売は10月4日です。

カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリアなどでは10月5日に発売されます。

本体はAndroidを土台に、ChromeとChromeOSの要素を組み合わせた構成です。

画面は最大2.8KのOLEDで、バッテリーは最大14時間、更新は10年間提供されるとしています。

機能面では、選んだ内容からGeminiを呼び出す「Magic Cursor」が入ります。

とりとめのない口述を読める文章に整える音声入力「Rambler」も搭載されます。

Gemini SparkとGemini Liveにも対応します。

購入者にはGoogle AI Proの12か月分が付き、5TBの保存容量やGemini Advancedなどが含まれます。

一方でTechCrunchは、Magic Cursorの使い道は近ごろのAIエージェントと比べて限られていると指摘しています。

Googlebookの機能の多くは、新しい端末を買わなくても手元の環境で使えるとも書いています。

ここからはNotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使っている方への意味合いです。

今回の発表で、Gemini Notebookの機能や仕様が変わるわけではありません。

変わるのは、Geminiを呼び出す場所が、ブラウザの中から端末そのものへ広がるという点です。

なかでもRamblerは、思いついたことを話して文章に整える用途なので、会議のメモを起こす作業と重なります。

ただし、同じ機能がNotebook側にも来るとは発表されていません。

Google AI Proが12か月分付く点は、無料枠の上限に当たっている方には関係します。

日本での発売時期と価格は、現時点では公表されていません。

録音からメモを起こす手順はNotebookLMで議事録を作る方法|録音をそのまま入れて決定事項とTODOを出すにまとめています。

無料版と有料版でどこまで違うかはNotebookLMは無料でどこまで使える?無料版と有料版の上限比較が参考になります。

名前が変わった経緯と、変わらない使い方はNotebookLMがGemini Notebookに改称|変わった点と変わらない使い方にまとめています。

そのほかの動き

OpenAIが数学の助言組織を設置、未解決問題を100件超解いたと発表

OpenAIの動きを3段で示した図。内部のモデルが未解決問題を100件超解いたという発表、数学者9名の助言組織を高等研究所に設置、研究の進め方には関与しないという役割の順に並べ、下段にフィールズ賞受賞者25名の公開書簡を注意として添える

OpenAIが、数学分野の研究をめぐる独立した助言組織を設けました。

TechCrunchが2026年9月21日に伝えた内容です。

組織はプリンストンの高等研究所に置かれ、著名な数学者9名が名を連ねています。

OpenAIは、社内のモデルが100件を超える未解決問題を解いたとしており、その中にはナビエ・ストークス方程式のミレニアム懸賞問題の解も含まれるとしています。

この組織はあくまで助言の役目で、研究の進め方や速度には関与しないと明記されています。

背景には、フィールズ賞を受けた数学者25名が、AI企業の進め方に懸念を示す公開書簡を出していた経緯があります。

今回の9名のうち、その書簡に署名していたのは1名だけです。

MetaのAIエージェント「Muse」がAmazon.comから遮断される

Museによる買い物が遮断された経緯を左右の対比で示した図。これまでは利用者の代わりに買い物ができたこと、9月21日の夜からは権限のないAIエージェントだとして購入の手前で止められたことを並べる

MetaのAIエージェント「Muse」が、Amazon.comでの買い物を遮断されました。

TechCrunchが2026年9月21日に伝えた内容で、遮断が確認されたのは9月21日の夜です。

利用者がMuse経由で買い物をしようとすると、エラーの表示が出る状態になりました。

そこには、権限のないAIエージェントによる継続的なアクセスはAmazonの利用条件に違反する、という趣旨が書かれています。

AmazonとMetaの担当者による説明は、記事の中では示されていません。

Amazon自身も基盤モデルと推論の基盤を持っており、競合を締め出す動機があると記事は指摘しています。

あわせて、エージェントの誤りの後始末をAmazon側が負うことになる点も、慎重になる理由として挙げられています。

Museのモバイル初速、ChatGPTの初期を上回る

MuseとChatGPTの初速を横棒で比べた図。公開から12日間のダウンロード数がMuse180万件に対しChatGPT130万件、1日あたりの利用者がMuse64万2,000人に対しChatGPT23万1,000人であることを示す

MetaのMuseが、ChatGPTのモバイル公開直後を上回る初速で使われていることが分かりました。

TechCrunchが2026年9月21日に伝えた内容で、数値はApptopiaの推計です。

公開から12日間の米国とカナダのiOSでのダウンロード数は、Museが180万件、ChatGPTが130万件でした。

iOSとAndroidを合わせた世界の導入数は280万件です。

米国の1日あたりの利用者は、Museが64万2,000人、ChatGPTが23万1,000人でした。

いずれも第三者による推計で、Metaは公式の数値を出していません。

Museの利用者の95パーセント以上が、すでにFacebookを使っていた人だとされています。

Workday for Google SheetsがGoogle Sheets上で提供開始

Google Sheetsの中で財務の数値を扱う流れを3段で示した図。Adaptive Planningの数値を取り込む、Ask Workdayが要約と差異の分析を返す、異常値の検出と図表がシートに並ぶという順に並べる

Workday Adaptive PlanningをGoogle SheetsとGoogle Slidesにつなぐアドオンの提供が始まりました。

Google Workspace Updatesが2026年9月21日に公開した内容です。

シートを離れずに、動的なレポートの作成や差異の分析ができるとしています。

「Ask Workday」に問いかけると、自然な文章での要約と差異の分析が返ります。

外れ値や傾向の変化を自動で見つける機能と、AIが作る図表も含まれます。

Google Workspaceの全顧客、Workspace Individual、個人のGoogleアカウントで使えます。

ただし利用にはWorkday Adaptive Planningのライセンスが必要です。

双日テックイノベーション調査、Copilot導入企業の87.5パーセントが「情報分散」を課題

調査で得られた3つの割合をカードで並べた図。必要な社内情報の検索と活用は賄えているが78パーセント、情報が複数の場所に分散しているのが課題が87.5パーセント、横断して検索できるAIが活用を広げるが96.2パーセントであることを示す

Copilotを導入した企業の多くが、社内の情報が散らばっていることを課題に挙げていました。

ITmedia ビジネスオンラインが2026年9月21日に伝えた内容で、調査を実施したのは双日テックイノベーションです。

対象は従業員1,000名以上の企業で生成AIの導入を進める担当者105名で、調査は2026年7月31日から8月3日に行われました。

CopilotとMicrosoft 365で、業務に必要な社内情報の検索と活用は賄えていると答えたのは78パーセントです。

一方で、Microsoft 365の内外に情報が分散していることを課題とした回答は87.5パーセントに達しました。

システムをまたいで社内情報を検索・活用できるAIがあれば組織での活用が広がる、とした回答は96.2パーセントでした。

道具を入れても、資料がどこにあるかという問題は別に残るという結果です。

まとめ

今日は、Geminiを呼び出す場所が端末そのものへ広がる一方で、AIエージェントが外のサービスから締め出される場面も表に出ました。

使える場所が増えるほど、どこまで立ち入ってよいかという線引きが、あわせて問われていく流れです。

Sanbookは、NotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使う人のための情報を集めたコミュニティです。

実際のノートブックの作例や、目的別の使い方は次のページからご覧いただけます。

参考:TechCrunch「Google's $899 Googlebook is a bet that you'll buy a new laptop for Gemini」

参考:TechCrunch「OpenAI forms math advisory group as its AI resolves more than 100 open problems」

参考:TechCrunch「Meta's AI agent has been blocked from using Amazon.com」

参考:TechCrunch「Meta's Muse is outpacing ChatGPT's early mobile launch」

参考:Google Workspace Updates「Use AI to supercharge your financial analysis with Workday for Google Sheets」

参考:ITmedia ビジネスオンライン「双日調査、Copilot導入企業の87.5%が「情報分散」を課題 「横断検索AI」に期待か」

Sanbook

NotebookLMをもっと活用しませんか?

Sanbookでは、すぐに使えるNotebookLMテンプレートやスライドテンプレートを探したり共有したりできます。