2026年9月13日のAIニュース GeminiがWindowsアプリに

Googleが、GeminiのWindows版アプリの提供を世界で始めました。キーボードのAlt + Spaceで呼び出せ、GmailとGoogle Driveから情報を引いてプロジェクトの要約を作る専用のワークスペースも用意されています。対応するのはWindows 10とWindows 11です。このほか、Sakana AIによる新しいモデルの公開、ChatGPT Workの社内データ分析機能、最上位プランの新規受付の一時停止、AnthropicのCEOによる開発ペースの提案など、あわせて6件をまとめます。

2026年9月13日のAIニュース|GeminiがWindowsアプリに

今日は、Geminiを開く場所がブラウザの外へ広がった、という話が表に出た日です。

Googleが、GeminiのWindows版アプリの提供を世界で始めました。

キーボードのAlt + Spaceを押すだけで呼び出せます。

そのほかにも、Sakana AIによる新しいモデルの公開や、AnthropicのCEOによる開発ペースの提案など、あわせて6件の動きがありました。

今日の注目 GoogleがWindows版「Gemini」アプリの提供を開始

Windows版Geminiでできることを3段のステップで示した図。Alt + Spaceで呼び出す、GmailとDriveから要約を作る、画像と動画を作るという順を表す

Googleが、Windows向けのGeminiアプリを公開しました。

AI Watchが2026年9月11日に伝えた内容です。

発表は2026年9月10日で、提供は世界で一斉に始まりました。

対応するのはWindows 10とWindows 11です。

Googleの公式サイトからダウンロードできます。

特徴として挙げられているのは、作業中でもキーボードのAlt + Spaceで呼び出せる点です。

ブラウザのタブを探して切り替える手間がなくなります。

専用のワークスペースも用意されました。

GmailとGoogle Driveから情報を引いて、プロジェクトの要約を作る造りだとしています。

手間のかかる依頼はGemini Sparkが引き受けます。

画像の生成にはNano Banana、質の高い動画の制作にはGemini Omniを使えます。

アプリは軽量で、システムの動作を遅くしないとしています。

料金については記事では触れられていません。

Googleは今後、ネイティブの機能を順次加えていくとしています。

ここからはNotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使っている方への意味合いです。

今回の発表でGemini Notebookの機能が変わるわけではありません。

注目したいのは、GmailとDriveを横断して要約を作る窓口が、デスクトップに常駐するようになった点です。

Gemini Notebookが答えるのは、自分が読み込ませた資料の中だけです。

一方でWindows版のアプリが見に行くのは、GmailやDriveに置いてあるものです。

前者は根拠を固定して確かめる道具で、後者は散らばったものを横断して探す道具です。

資料を選んで根拠を固めたい場面ではGemini Notebookを開き、どこに何があったかを思い出せない場面ではアプリ側に聞く、という分け方ができます。

改称にともなう変更点はNotebookLMがGemini Notebookに改称|変わった点と変わらない使い方にまとめています。

実務での使いどころはNotebookLMは仕事で何に使える?実務で効く3つの使い方にまとめています。

そのほかの動き

Sakana AIが「Fugu Max」と「Fugu Ultra v2」を公開

Fugu Maxの料金を3枚の数値カードで示した図。100万トークンあたり入力2ドル、出力6ドル、他社のモデルより40〜60パーセント安いことを並べる

Sakana AIが、新しい2つのモデルを公開しました。

AI Watchが2026年9月11日に伝えた内容です。

Fugu Maxは費用を抑えて結果を出すこと、Fugu Ultra v2は手順の多い複雑な仕事に取り組むことを狙いに据えています。

Fugu Maxの料金は100万トークンあたり入力2ドル、出力6ドルです。

同社は、Sonnet 5やGPT-5.6 Terra、Kimi K3より40から60パーセント安いとしています。

Fugu Ultra v2は8つのベンチマークのうち5つで首位か同率首位になったとしています。

公開と同じ9月11日から、OpenAI互換のAPIで使えます。

OpenAIがChatGPT Workに社内データ分析の「Data agent」を追加

社内データの分析の変化を左右で対比した図。左はクエリを書いて専用ツールを覚えるこれまで、右は会話で質問するとグラフが返るData agentを表す

OpenAIが、社内のデータを会話で分析する機能を発表しました。

ITmedia AI+が2026年9月11日に伝えた内容です。

発表は現地時間の9月10日です。

クエリを書かず、新しいツールを覚えることもなく、質問するだけで分析やグラフ、ダッシュボードが返る造りだとしています。

つながるデータ元はGoogle BigQueryやSnowflake、Databricksなどで、Google DriveやSharePointのファイルも対象です。

導入の可否と、どのデータ元を使わせるかは管理者が決めます。

アルファ版の検証にはNTTデータが参加しています。

社内資料をAIに渡すときの条件はNotebookLMに社内資料を入れて大丈夫?学習に使われる条件にまとめています。

ChatGPTの最上位プランが新規の受付を一時停止

最上位プランの扱いを2枚のカードで対比した図。新規の申し込みは一時停止、既存の契約者には影響なしという違いを表す

OpenAIが、ChatGPTの最上位プランの新規の申し込みを止めました。

ITmedia AI+が2026年9月11日に伝えた内容です。

理由として挙げられているのは、9月3日に公開されたGPT-6 Astraの需要が前例のない水準にあることです。

同社の製品責任者が9月10日までに明らかにしました。

プランの選択画面には、20xのプランが一時的に購入できないと表示されています。

既存の契約者への影響はないとしています。

容量を増やす作業を急いでいるとも述べています。

AnthropicのCEOが開発ペースを抑える3つの案を示す

開発ペースを抑える3つの案を縦に並べた図。第三者の評価者を社内に置く、民主主義国で共通の安全基準を定める、権威主義国とも合意を目指すという内容を示す

Anthropicのダリオ・アモデイCEOが、AI開発のペースを抑える案をブログで示しました。

TechCrunchが2026年9月12日に伝えた内容です。

挙げたのは3つです。

1つ目に、第三者の評価者をAI企業の内部に置き、安全の約束と事故の報告を検証させることです。

2つ目に、民主主義国の主要なAI企業で共通の安全基準を定めることで、独占禁止法の懸念があるため政府の仲介が要るとしています。

3つ目に、中国を含む権威主義国とも、危険な用途を限って禁じる合意を目指すことです。

OpenAIのサム・アルトマンCEOは、この考えに同意すると述べました。

AI音声「CoeFont」がv4を公開、生成が最大61倍速く

CoeFont v4の生成速度を3本の帯で比べた図。短い文は3.62秒から0.08秒、長い文は10.36秒から0.17秒へ、最大61倍速くなったことを表す

CoeFontが、AI音声の新しいモデルを公開しました。

AI Watchが2026年9月11日に伝えた内容です。

公開は9月11日です。

品質を保ったまま生成の速度を上げたとしており、最大で61倍速くなったとしています。

短い文では3.62秒から0.08秒、中くらいの文では4.62秒から0.10秒、長い文では10.36秒から0.17秒になりました。

生成にかかる時間は最大で98パーセント減ったとしています。

同社は音声の合成のほか、声の変換や多言語のリアルタイム通訳も提供しています。

料金と詳しい提供条件は記事では触れられていません。

まとめ

今日は、AIを開く入り口が手元の画面へ近づく話と、その進み方を作る側が自ら抑えようという話が、同じ日に並びました。

道具は速くも安くもなっていきますが、何をどこまで任せるかを決める場所は、変わらず使う側にあります。

Sanbookは、NotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使う人のための情報を集めたコミュニティです。

実際のノートブックの作例や、目的別の使い方は次のページからご覧いただけます。

参考:AI Watch「Google、Windows版「Gemini」アプリを提供開始」

参考:AI Watch「Sakana AI、「Fugu Max」「Fugu Ultra v2」をリリース」

参考:ITmedia AI+「ChatGPT Work、質問するだけで社内データ分析」

参考:ITmedia AI+「ChatGPT、最上位プランの新規受付を一時停止」

参考:TechCrunch「Anthropic CEO outlines plan to slow AI development」

参考:AI Watch「AI音声「CoeFont」が新バージョン「v4」を公開。生成速度が最大61倍に」

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