2026年8月26日のAIニュース 会議室端末からGemini議事録を操作

Googleは、Google Meetの議事録機能「Take notes for me」を、会議室に置かれたタッチ操作パネルから直接開始・停止できるようにしました。機密の話に入る前に、手元で止められるようになります。このほか、政府が生成AI事業者向けの知財保護ルールを策定したこと、ChatGPT Plusに5時間ごとの利用制限が戻ったこと、Claudeのチャットと「Cowork」で記憶が共通になったことなど、あわせて6件をまとめます。

2026年8月26日のAIニュース|会議室端末からGemini議事録を操作

今日は、会議の記録をAIに任せる操作が、会議室の中だけで完結するようになった日です。

Googleは、Google Meetの議事録機能を、会議室に置かれたタッチ操作パネルから直接扱えるようにすると発表しました。

機密性の高い話に入る前に、その場で記録を止められるようになります。

そのほかにも、政府が生成AI事業者向けの知財保護ルールを策定するなど、あわせて6件の動きがありました。

今日の注目 Meetの議事録AIを会議室のタッチパネルから操作できるように

Meetの議事録機能の操作方法が変わることを左右で対比した図。左にノートPCで参加してから開始・停止していた従来、右に会議室のタッチ操作パネルでそのまま開始・停止できる状態と、8月31日と9月8日の提供開始日を示す

Googleは2026年8月25日、Google Meetの議事録機能「Take notes for me」を、会議室のハードウェア用タッチ操作パネルから直接操作できるようにすると発表しました。

Google Workspace Updatesのブログで公表された内容です。

これまでは、この機能を会議室から開始したり止めたりするには、コンパニオンモードでノートPCから参加する必要がありました。

今回の変更で、会議室にいる参加者がタッチパネルを触るだけで、議事録の開始と停止ができるようになります。

パネルには専用のバッジが表示され、いまメモを取っている最中かどうかがひと目で分かります。

機密性の高い話に入る前に一時停止し、話が終わったら再開する、という使い方も想定されています。

対象は、BusinessのStandardとPlus、EnterpriseのStandardとPlus、個人向けのGoogle AI Plus・Pro・Ultra、教育向けのGoogle AI Pro for EducationとFrontline Plusです。

提供開始は、Early Preview対象の端末が8月31日、Rapid ReleaseとScheduled Releaseの各ドメインが9月8日で、いずれも最大15日かけて段階的に広がります。

なお、Google Meetのハードウェアには別途ライセンスが必要です。

ここからはNotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使っている方への意味合いです。

会議の記録は、ノートブックに入れる資料として扱いやすい部類に入ります。

議事録がテキストで残っていれば、複数回ぶんをまとめて読み込ませ、決まったことと持ち越しになったことを横断して聞けるためです。

その入り口にあたる「会議中に記録を取るかどうか」の操作が、会議室の端末だけで完結するようになったのが今回の変更です。

もう一つ、一時停止をパネルから押せるようになった点は、記録に残す範囲を会議の途中で区切れるという意味を持ちます。

ノートブックに何を読ませるかを決めるときと同じ考え方を、記録を取る段階から使えるようになります。

録音や記録からノートブックを作る手順はNotebookLMで議事録を作る方法|録音をそのまま入れて決定事項とTODOを出すにまとめています。

NotebookLMからGemini Notebookへの改称で何が変わったかはNotebookLMがGemini Notebookに改称|変わった点と変わらない使い方で扱っています。

そのほかの動き

政府が生成AI事業者向けの知財保護ルールを策定

生成AI事業者向けプリンシプル・コードの3原則をカードで並べた図。情報公表、権利者への対応、利用者への対応の3つと、法的拘束力はなく実施か説明かを求める形であることを示す

政府は2026年8月25日、生成AI事業者向けの「プリンシプル・コード」を策定したと明らかにしました。

ITmedia AI+が伝えた内容です。

対象はAIモデルやAIサービスを開発・提供する事業者で、日本でサービスを展開する海外企業も含まれます。

原則は3つで、透明性情報の公表、権利者からの照会への対応、利用者からの学習データ確認の求めへの対応です。

法的な拘束力はなく、実施するか、しない理由を説明するかを求める形です。

預けた資料がどう扱われるかを確かめる手がかりが、制度の側にも用意され始めています。

NotebookLMに入れた資料の扱いはNotebookLMに社内資料を入れて大丈夫?学習に使われる条件にまとめています。

ChatGPT Plusに5時間ごとの利用制限が復活

ChatGPT Plusの5時間制限が戻るまでの流れと対象を示した図。5時間ごとという区切り、Plusが対象でProは今後数カ月は対象外であること、7月12日の撤廃から8月25日の復活までを示す

OpenAIは、ChatGPT WorkとCodexで5時間ごとの利用制限を8月25日に復活させました。

同社のティボ・ソティオ氏が8月24日にXで表明した内容を、ITmedia AI+が伝えています。

対象は月額20ドルのPlusで、月額100ドルから200ドルのProは今後数カ月は対象外と明記されました。

この制限は7月12日に一度撤廃されていたものです。

同氏は、5時間ごとに区切ることで計算資源の負荷を平らにでき、週単位の利用枠を手厚く保てると説明しています。

定額のサービスでも、上限の数え方は運営側の判断で戻ることがあります。

Claudeのチャットと「Cowork」で記憶が共通に

Claudeの記憶の扱いが変わることを左右で対比した図。左にチャットとCoworkで同じ前提を説明し直していた状態、右に記憶が共通になり片方で伝えた前提をもう片方が引き継ぐ状態を示す

Anthropicが、Claudeのチャットと「Cowork」で記憶を共通にしたと、TechCrunchが2026年8月25日に伝えました。

これまでは同じ前提を両方で説明し直す必要がありましたが、チャットで伝えた内容をCoworkがそのまま引き継ぐようになります。

記憶の更新は、会話が終わったときではなく会話の途中で随時行われます。

保存された内容は、利用者が一覧で確認し、編集や削除ができます。

健康や信条に関わる情報は既定では保存されず、公的な身分証番号や犯罪歴は保存しないと説明されています。

無料・Pro・Maxの各プランで既定で有効です。

米企業が使うAIモデル、中国製が58%に

OpenRouterでのトークン利用に占める中国モデルの比率を横棒で比べた図。2026年6月末の48%から直近の58%へ上がったことと、Arena AIのベンチマーク上位20モデルのうち8つが中国モデルであることを示す

@ITは2026年8月26日、米企業が利用するAIモデルで中国製の比率が高まっているとする記事を公開しました。

CNBCとThe Kobeissi Letterの調査を引いた内容です。

複数のモデルを横断して呼び出せるOpenRouterでは、中国モデルのトークン利用比率が6月末の48%から58%へ上がったとしています。

Arena AIのベンチマークでは上位20モデルのうち8つが中国モデルで、首位は「Kimi K3」でした。

米国の大手企業での採用が、議会の調査対象になっているとも伝えています。

使っているサービスの内側でどのモデルが動いているかは、利用者からは見えにくい部分です。

シャープが「全肯定しない」対話AIロボットを発表

ポケともの新モデルを従来型と左右で対比した図。左に素直な性格でそのまま受け答えする従来、右に全肯定せずそっけなく返しやりとりを重ねると心を開く新モデルと、価格と発売時期を示す

シャープは2026年8月25日、対話型AIロボット「ポケとも」の第2弾となる「おれさまタイプ」を発表しました。

ITmedia AI+が伝えた内容です。

従来の素直な性格とは異なり、利用者を全肯定しないキャラクターとして作られています。

「暇だなー」と話しかけると「暇っていうなら行動しろよ」と返し、やりとりを重ねるにつれて徐々に心を開く仕組みを備えます。

本体価格は税込4万9500円で、従来のむじゃきタイプから約1万円の値上げとなり、別に月額495円からの利用料がかかります。

発売は2026年12月の予定で、AI処理にはOpenAIの「GPT-4o mini」とシャープ独自の「CE-LLM」技術を使います。

まとめ

今日は、AIに記録を取らせる操作と、その記録がどう扱われるかの決まりが、同じ日に前へ進みました。

会議室の端末から記録を止められるようになったことと、学習に使われたかを照会できるルールができたことは、どちらもAIに渡す範囲を利用者の側から区切る話です。

Sanbookは、NotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使う人のための情報を集めたコミュニティです。

実際のノートブックの作例や、目的別の使い方は次のページからご覧いただけます。

参考:Google Workspace Updates「Control "Take notes for me" directly from Google Meet hardware touch controllers」

参考:ITmedia AI+「政府、AI事業者向け「知財保護ルール」策定 対象範囲・運用方針は?」

参考:ITmedia AI+「「ChatGPT Plus」で5時間制限復活、Work/Codex対象 Proは「数カ月は対象外」」

参考:TechCrunch「Claude Cowork finally remembers what you told the app in chat」

参考:@IT「あなたが使うAIの「中身」、実は中国モデルかも 米企業のAPI利用で58%」

参考:ITmedia AI+「シャープ、対話型AIロボ「ポケとも」に新モデル あえて“全肯定しないキャラ”に」

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