2026年8月22日のAIニュース Anthropicが無料の学習サイトを公開

AnthropicがAIの基礎とClaudeの使い方を無料で学べる学習サイト「Claude Academy」を公開しました。講座の一部はAI全般の性質と限界を扱う内容で、日本語での表示にも対応しています。このほか、Googleのオープンモデル「Gemma」が累計10億ダウンロードを超えたこと、macOS版ChatGPTがAppleの「メッセージ」を読み書きできるようになったこと、中国発のAI「Kimi」が日本語での発信を始めたことなど、あわせて6件をまとめます。

2026年8月22日のAIニュース|Anthropicが無料の学習サイトを公開

今日は、AIの使い方を学ぶ場所そのものが増えた日です。

Anthropicが、AIの基礎と自社のAI「Claude」の使い方を無料で学べる「Claude Academy」を公開しました。

講座の一部はClaudeの操作ではなくAI全般の性質と限界を扱う内容で、日本語での表示にも対応しています。

そのほかにも、Googleのオープンモデル「Gemma」が累計10億ダウンロードを超えるなど、あわせて6件の動きがありました。

今日の注目 Anthropicが無料の学習サイト「Claude Academy」を公開

Claude Academyの講座構成を2つに分けて示した図。左はAI全般を扱う3講座、右はClaude.aiやClaude Codeなど製品別の5つの学習コース

Anthropicは2026年8月20日(現地時間)、学習サイト「Claude Academy」を公開しました。

AIの基礎と、同社のAI「Claude」の使い方を学べるサイトです。

ITmedia AI+によると、利用は無料で、Claudeのアカウントでサインインすると学習の進み具合を記録できます。

サイトは academy.claude.com から開けます。

中身を見ると、講座は大きく2つに分かれています。

1つ目は、AIとの付き合い方そのものを扱う講座です。

「AI Fluency: Framework & Foundations」は14のレッスンと1つのクイズで構成され、所要時間は4時間と示されています。

「AI Capabilities and Limitations」は13のレッスンと1つのクイズで、所要時間は3.5時間です。

7分で読み終える「The 4 Properties of AI」という短い講座も置かれています。

2つ目は、製品ごとの使い方を扱う講座です。

Claude.ai、Claude Cowork、Claude Code、Claude Tag、Claude Platformのそれぞれに学習の道筋が用意されています。

日本語については、アルファ版の翻訳機能によって表示できるとされています。

ここからはNotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使っている方への意味合いです。

目を引くのは、冒頭に並ぶ講座がClaudeの操作ではなく、AI全般の性質と限界を扱っている点です。

AIが何を得意とし、何を苦手とするかという線引きは、使う製品が変わっても大きくは変わりません。

NotebookLMは読み込ませた資料の中だけで答えるという設計なので、その線引きはより分かりやすい形で表れます。

資料に書かれていないことは答えられない、という制約を理解しているかどうかで、質問の書き方は変わります。

つまり他社の教材であっても、AI一般を扱う部分は自分の道具の使い方に持ち帰れます。

NotebookLMそのものの成り立ちはNotebookLMとは?できること・料金・始め方をまとめて解説にまとめています。

実際に指示を書くときの型はNotebookLMの魔法のプロンプト40選|コピペで使える4カテゴリ×10をご覧ください。

なお、Google側にGemini Notebook向けの同じような学習サイトが用意されるかどうかは、現時点では公表されていません。

そのほかの動き

Googleのオープンモデル「Gemma」が累計10億ダウンロードを突破

Gemmaの実績を3つの数字で示したカード。累計10億ダウンロード、開発者が作った派生モデル10万超、Kaggleに集まったプロジェクト1600超

Google DeepMindは2026年8月20日(現地時間)、オープンモデル「Gemma」の累計ダウンロードが10億を超えたと発表しました。

この2年間で開発者が作った派生モデルは10万を超えるとしています。

あわせて、コミュニティの成果をまとめた公式ディレクトリ「Awesome Gemma」をGitHubで公開しました。

収録されているのは、コミュニティのプロジェクト、追加学習させたモデル、チュートリアル、開発ツールです。

Kaggleのコンペには1600を超えるプロジェクトが集まったとしています。

使われ方としては、NASAなどの取り組みで衛星に載せて画像解析に使った例や、医療向けの「MedGemma」がインドとウガンダで診療の振り分けに使われている例が挙げられています。

Googleは、ダウンロード数そのものよりも、コミュニティが何を作ったかのほうが重要だとしています。

macOS版ChatGPTがAppleの「メッセージ」を読み書きできるように

使える場所と使えない場所を左右で対比した図。左はCodexとChatGPT Workのチャットで動作、右は通常の会話やWeb版やスマホアプリでは動作しない

OpenAIは2026年8月20日(現地時間)、macOS版ChatGPTからAppleの「メッセージ」を扱えるプラグインを公開しました。

iMessage、SMS、RCSの会話を読み取り、履歴の検索、下書きの作成、送信までを任せられます。

動く条件は限られており、Apple Silicon(arm64)版でのみ利用できます。

さらに「Codex」と「ChatGPT Work」のチャットの中だけで動き、通常のChatGPTの会話、Web版、スマホアプリ、IDE拡張では動きません。

送信の前には既定で承認を求める作りで、「1回だけ許可」と「このチャットへの送信を常に許可」を選べます。

OpenAIは、指示に誤りや欺く内容が混じる可能性がある場合には「常に許可」を選ばないよう注意を促しています。

手元のデータをどこまでAIに渡すかを決めるのは、結局のところ利用者の側です。

その線引きの考え方はNotebookLMに社内資料を入れて大丈夫?学習に使われる条件で整理しています。

中国発のAI「Kimi」が日本語の公式アカウントで発信を開始

Kimiの日本展開について分かっていることと分かっていないことを3段で示した図。日本語アカウントの開設と告知、キャンペーンの実施、提供範囲や料金は未公表

中国のAI企業Moonshot AIは2026年8月21日、日本語の公式Xアカウントで「今日から、日本での歩みを始める」と投稿しました。

同社のAI「Kimi」の日本展開を示す内容です。

最新モデルの「Kimi K3」はオープンウェイトで、一部の性能ではOpenAIのGPT-5.6 SolやAnthropicのClaude Fable 5に並ぶとされています。

あわせて、月額39ドルの上位プラン「Allegretto」を抽選で10人に贈るキャンペーンを実施しています。

一方で、日本でのサービスの提供範囲、料金、今後の計画は現時点では公表されていません。

使えるAIが増えるほど、どれを何に使うかという判断が必要になります。

その考え方はNotebookLMとChatGPTの違い|使い分けと併用のコツで扱っています。

Unitree王CEO「ロボットのChatGPTモーメントは近い」

家庭に置いたロボットが音声や文字の指示だけで作業の約80%をこなせるようになる、というUnitree王CEOの見通しを大きな数字で示した図

中国のロボット企業Unitreeの王興興CEOは2026年8月20日、北京で開かれたロボットの国際会議で発言しました。

身体を持つAIが「ChatGPTモーメント」に近づいている、という内容です。

具体的には、初めて入る家庭にロボットを置いても、音声や文字の指示だけで作業のおよそ80%をこなせるようになるという見通しを示しました。

そしてこれを、業界が一気に伸びる転換点になると位置づけています。

Unitreeは上海市場に上場したばかりで、初日に株価が約6倍まで上がり、翌日に11%下げています。

なお、この80%という数字は見通しとして語られたもので、実現の時期は示されていません。

就活用語に「チャピる」「ギュられる」 AI由来の言葉が上位に

就活で使われるAI由来の3つの言葉を並べたカード。チャッピーはChatGPTのこと、チャピるはESをChatGPTで書くこと、ギュられるはAIで採用が減ること

マイナビは2026年8月19日、2027年卒の学生を対象にした就活用語の調査結果を発表しました。

調査は7月25日から31日にかけて実施され、1239人が回答しています。

ChatGPTを指す「チャッピー」が8位に入り、初めて上位10位に入りました。

「チャピる」は就活の文脈では、ChatGPTを使ってエントリーシートを書くことを指します。

「ギュられる」はシンギュラリティから来た言葉で、AIによる効率化で採用が減ることを指します。

就活に影響したニュースとしては、2位に「人工知能・AI」、3位に「ChatGPT・対話型AI」が挙がりました。

AIが道具としてだけでなく、言葉としても日常に入り込んでいることが分かる調査結果です。

まとめ

今日は、AnthropicがAIの使い方を無料で学べる「Claude Academy」を公開し、GoogleのGemmaが累計10億ダウンロードを超えた日でした。

AIを作る側の話と、AIを使う側が学ぶ場所の話が同じ日に並んだのは、道具が広がりきったあとの段階に入ってきたことの表れといえます。

Sanbookは、NotebookLM(現Gemini Notebook)を仕事で使う人のための情報を集めたコミュニティです。

実際のノートブックの作例や、目的別の使い方は次のページからご覧いただけます。

参考:ITmedia AI+「「Claudeの使い方」を無料で学べる公式サイト登場 「Code」「Cowork」などサービスごとに解説」

参考:Anthropic「Claude Academy」

参考:ITmedia NEWS「Googleのオープンモデル「Gemma」、累計10億ダウンロード超 GitHubに公式ディレクトリ公開」

参考:ITmedia NEWS「macOS版ChatGPT、Appleの「メッセージ」と連携 会話検索や下書き、送信に対応」

参考:ITmedia AI+「中国AI「Kimi」が日本進出か 有料プランのプレゼントキャンペーンも 「はじめまして、日本」」

参考:ITmedia NEWS「「ロボットのChatGPTモーメントは近い」──上場した中国ロボット大手Unitree CEO」

参考:ITmedia AI+「「チャピる」「ギュられる」って何? 今年流行った「就活用語」にAI関連ワード マイナビ調査」

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